埼玉県知事 許可(般-27)第69267号
営業時間 9:00~18:00(祝日・年末年始休)
都内Ⅿ様邸マンション茶室リフォーム
京間二畳中板茶室と小上がりの水屋エリア造作工事
都内中央線沿線の主要駅から、歩いて10分程のところにあるマンション。
そこのリビングに茶室と水屋造作のご依頼を頂きました。
リビングに茶室を造作するので、シンプルな小上がりのある小間茶室となりました。
茶室脇には対面式のキッチンがあり、その近くに水屋を設えました。
マンションの玄関ドアを開け、廊下を進み、リビングダイニング入口のドアを開けると、和の空間が広がっています。
茶室は、小間の京間二畳中板下座床で茶室の隣洋室リビング待合から客は茶室に入ります。
客入口側は、障子戸をはめ込み、光を取り入れ、小間ですが、明るい開放的な小間茶室としました。
【マンション茶室】の場合、注意する点
マンションに茶室を造る場合は、天井に梁がある場合が多いので、床から梁下までの高さ確保や梁の活かし方などを検討する必要があります。
マンション茶室は、広さ等の空間制限があるので、使い易い茶室にするため、いろいろな工夫が必要になってきます。
「シンプルで使い易く!品良く!」
そんな茶室造りを心がけました。
お客様にも大変喜んで頂きました、大変感謝しております。
ありがとうございました。
東京都文京区 S様店舗 茶室リフォーム工事
JR最寄り駅から近く、主要なバス通りに面したとてもアクセスの良い3階建ての建物
そこの1階には、イタリアンレストランがテナントとして入っていました。
テナントが撤収したあと、茶道教室を主宰しているオーナー様が、お茶の稽古の出来る場所を、そして地域に開かれた文化交流の場としても利用できればとのご依頼で、茶室へのリフォーム工事を行いました。
今回のリフォーム前までは、レストランが入っていましたので、壁、天井には油が付着しており、まずは現場の洗いの作業から、そして室内には補強柱が入っていたため、耐震構造を保ちながらの移設も併せた工事からスタート。
今回、工事に携わって頂いた施工チーム。若い大工さん左官屋さん、そして各職人さんたちと共に、茶室空間を造り上げていきました。柱、梁のすっきりとした収まりや、木の特性を生かした素晴らしい木目表現など、大工ならではの目利きと技術を発揮して頂きました。左官は自然土を調合して、この茶室にあったオリジナルな自然色と風合いが表現された壁に仕上げていただきました。出来上がった茶室に入ると、なんとも心が落ち着き優しい感じになるのは、木と自然土で構成された緊張感のある空間にいるからなのかなと感じたりします。
お客様にも大変喜んで頂き、茶室披きも無事出来、良かったと思っております。お施主様はじめ、施工に携わった皆様、ありがとうございました。
【特徴】
玄関を入り土間から茶室に入る導線と「自然素材で開放的な茶室」
【施工前】の様子
イタリアンレストランが撤収した後、柱・梁が残り、構造検討ながら移設工事をおこないました。
【施工中の様子】(大工工事)
茶室造作途中の様子(大工工事)
動画
【施工後】
ダウンライトの照明と外からの光が障子と通して茶室に入る「明るく開放的な茶室空間」
水屋脇に茶道具収納ですが、お茶の場合、四季それぞれに道具があるので、自然と茶道具が増えてきます。
必要な道具が簡単に取り出せる機能的な収納が求められます。今回は工夫として、扉裏側に棚を設け普段使う道具は取り出しやすい位置に置けるようにしました。
【扉棚のある収納】
【水屋】
水屋正面と鍵付き脇収納の様子
水屋簀子と前板・前板には炭箱を設置
【茶室の外観と収まり】
茶室の外観と土間
水屋・キッチンエリアから茶室と玄関入口をみる
【その他の工夫】
土間から茶室に上がる客用茶道口に沓脱石に代わる可動式の杉柾製の踏台を設置しました。
水屋から茶室入る茶道入口空間は、手編みの網代天井と壁掛け照明で侘びの茶室入口になりました。
【外観】
最後に外観をご覧頂きたいと思います。
入口は2カ所設け、主入口の格子戸と防犯ガラスの引戸の茶道時の客入口。そして飾り窓の組み合わせで構成しました。
玄関入口の格子戸
広いお庭のあるマンションの1階
その1室を茶室リフォームいたしました。
<設計デザインポイント>
■茶室だけではなく、フローリングのリビングから連続した居間としても使用する
■マンションは収納スペースが少なくなりがち。四季折々の茶道具が収納出来る様収納を確保する
■水屋はキッチンを利用した、簡易的な組立式立ち水屋
■そして、落ち着いたくつろぎ空間として
以上を主なポイントとして、今回は茶室リフォームをしました。
床下全面収納という新たな取組もいたしました。
<壁床収納>
茶道の中で比較的小物を収納することを想定した物入れ
開閉式壁床を造作し、マンションの梁下スペースを上手く利用し棚をつけ棗箱・茶碗箱・茶杓などをしまいます。
床の間壁を開閉したら、道具が一目瞭然なので、すぐに取り出すことが可能です。
<床下収納>
今回の新たな取り組みとして、全面床下収納を施工しました。
床組を仕切りとして上手く利用しその間にボックスをいれ、全面収納としました。
<吊り釜>
3月早春の季節のお引き渡しでした。吊り釜の季節です。
お客様が新しい炉に灰をいれ炭をくべ、吊り釜を掛けられました。
<収納式茶道入口畳>
リビングと接している六畳茶室で、茶道口はリビング側に来ます。
茶室は炉を切っているので床上げしています。
そこの床下スペースに収納出来る半畳畳をのせた入り口を造りました。
キッチンを利用し、簡易的な組立式の立ち水屋を設えました。
普段は、日常的にキッチンを使用しますが、お茶の時は、水屋に早変わりです。
使用しないときは、折りたたんでしまいます。
都内のアクセスの良い場所。ビル1階に茶室を造作しました。
今回お客様から、いろいろな方に使って頂けるお茶室をというご依頼を頂き、
茶会もできる露地と小間併設の茶室を設計・施工させて頂きました。
<全体ポイント>
● 玄関から内露地・蹲までのアプローチに奥行を持たせるため、入口近くに自然木のくぐり門を設け、
全体のトーンを落とした細い路地を通って、蹲空間まで行く導線を造りました。
● 京間八畳本勝手(大炉付)茶室・二畳隅炉小間茶室・水屋・露地を併設した茶室空間です。
丸窓のある京間サイズ八畳敷で、本勝手炉の対角に大炉を切っております。
掛込天井と平天上を組合せ天井に奥行きを持たせた隅炉二畳の小間茶室です。
広く明るく使い易い水屋を目指しました。
茶事にも対応できるようIH併用のキッチンと水屋を両側に配置した空間構成です。
外部ドアを開けると出現する茶室空間。日常から非日常のお茶空間へと進んでいきます。
入り口から露地空間を通って、小間を過ぎ一番奥手に腰掛け待合と蹲エリアがあり、そこから一日の茶会のスタートです。
テナント入り口ドアを開けると奥行きのある角辻のある路地に見立てた空間が出現します。
つくばいエリアは幹線道路に面しているため、外部からの採光を上手く取り入れる効果を考え、テクスチャーのある摺りガラスを填め込み、外部の光を間接的に取り入れました。
夜間は、このエリアに照明を当て外部へ柔らかい光が漏れる効果を狙っております。
「マンションで炉を切りお茶を楽しみたい」 というお客様が増えております。マンション、特に賃貸マンションの場合、様々な制約があり、自由に茶室のリフォームを行なうこうとができません。仮にリフォーム工事を行なっても退去の時は、現状復帰での引渡しとなりますので、炉を切る事に躊躇してしまいます。
そんなお悩みをお持ちのかたに我々がお応え致しました。
~茶道具の収納について~
3F建マンションの一室を茶室+水屋にリフォームしました。マンションの場合は、やはり収納の工夫が必要になります。
茶道具にも、季節のも、風炉・釜など重い道具、炭道具、掛け軸など大小様々な道具があります。
何をどこに収納するのか。茶室を造るにあたり、道具収納の問題は常に検討すべき課題となります。
今回の茶室リフォームはそういった茶道具の収納問題の解決をテーマに設計・デザインを進めました。
■炉を切る為、茶室の床をあげます
→床部分に引き出し式の収納スペースを設けます
押入れの中に吊棚を儲け常に使用する道具を収納する |
押入れ内にスライド式収納を設置 風炉等重い道具をここにいれる |
茶室入り口上部空間に 掛け軸が収納できる棚を造る |
茶室入り口脇のスペースにちょっとした慳貪式物入を工夫する |
マンションの洋間一室をリフォームして茶室空間にいたしました。
【ポイント】
■京間畳を敷く
→通常(江戸間)の畳寸法より大きくなるため、間取りに制限が出てきます。
今回は京間寸法の畳を敷き込むことを優先し、三畳間としました。
■炉の切り方の工夫をする
→それぞれの稽古の為「炉」の切り方を「四畳半切」と「台目切」の両方に対応しました。
畳の敷き替えにより、それぞれの炉での稽古が可能となります。
■バルコニーから、茶室への入席導線
→客導線はバルコニーからにじり口を通っての進入となります。
サッシ部分は障子の収まりとして、部屋内ににじり口を儲け入室の工夫を取り入れました。