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HOME > ブログ > 茶室リフォーム事例 > 新しい取り組みにチャレンジ!
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新しい取り組みにチャレンジ!
茶室設計や茶室増築等、各種茶室無料相談を承っております、リンクス・ホリでございます。
マンションのお茶室リフォーム工事で、本日、無事お引き渡しをいたしました。
今回は、新しい取り組みとして、チャレンジの現場でした。
テーマは、「茶室をつくり込まない!」
イメージとして、お高い印象のある茶室工事ですが、もちろん予算の問題もあります。
その問題をなんとか解決できないか...それは、われわれのテーマでありました。
工期を短縮して工事コストを抑える取り組み、でも、茶室として使い易くかつ品良く仕上げていく。
それは、職人大工と協力してのチャレンジでした。
今回は、京間三畳茶室としてのリフォーム。施工形式は、床下収納の多く取れる半組み立て方式。
まずは、現地の工事を少なくする為に、大工の工房で、炉を切る畳の床下構造体を仮組み。
ミリ単位のズレを事前に調整して、現地に運び込み2日で組み上げ。
これで8割の作業は終わりです。
あとは壁床の床の間を造作し、クロスでの内装仕上げと畳の敷き込み。
現地5日間程の工事で、お客様に無事お引き渡しをする事ができました。
遠方にお住まいのご家族が遊びに来た時に、畳にに布団を敷いて、寝れるよう!
とのお客様からのオーダーでもありましたので、広めの京間畳で、くつろいだり、
お茶をしたり、ステイホームでおもてなししたり、多目的にご活用されるのだと思います。
一緒にチャレンジした大工にも感謝し、無事お引き渡しする事ができました。
ありがとうございました!
リンクス・ホリでは、お客様のご予算に応じて柔軟に対応することが可能です。
茶室の建築を検討されているお客様は当社へお気軽にご相談ください。
カテゴリ:
(スタッフ) 2021年4月27日 18:17
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【竣工レポート】新しい、寺のパブリックスペース
昨年、二畳台目小間茶室や八畳茶室を造らせていただき、それからも茶会などでご縁が繋がっているお施主様です。
施工前の様子
境内の北東、霊園の隅に位置する建物で、行事の際にお餅つきで使われるほかは倉庫になっていた建物。
(サイト管理者) 2023年12月11日 11:10
正座を楽に! 掘り炬燵のある茶室
茶室関連の様々なニーズにお応えしておりますので ぜひご相談ください。
もともとこの場所に掘り炬燵が存在しておりました。
畳と板間、炉壇と掘り炬燵、パズルを組み合わせるような仕組みづくりが設計段階で必要となりました。
洒落た掘り炬燵のある茶室の完成!
お施主様の気持ちが届いた茶室となりました。
記:堀政孝
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堀政孝プロフィール
担当:茶室デザイン、監修、茶道教室、企業研修など
石州流野村派という武家茶道の流派の家元業をしている、弊社の代表です。
茶室設計のご依頼をいただきますと、まずは堀がお話を伺うことになります。
最近ではお茶室竣工後の使い方や、茶室開きのお茶会のご相談も多くいただいています。
使いやすい茶室、こだわりの造作など、茶室建築全般について
なんでもご相談ください。
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(スタッフ) 2023年12月 1日 17:35
【竣工レポート】調布市宝乗寺様の本格茶室リフォーム
こんにちは、茶室建築のリンクス・ホリです。東京・埼玉を中心に全国の茶室建築・リフォームのご対応いたします!
昨年秋に竣工しました、調布市の宗教法人 宝乗寺様の境内の小間茶室と露地をご紹介いたします◎
水屋を備えた二畳台目(次ノ間付)の茶室です。
【外観】
平成11年竣工の浄光坊、その右手部分の小間茶室に改装いたしました。
正面の杉片開き戸を入ると土間に繋がり、茶室廊下へと続きます。
茶室右手、八品堂の建物との間を進むと、茶室露地に繋がります。
お客さまにはまず庭師造作の建仁寺垣に囲われた蹲で俗世の塵を落としていただきます。
良い風情の植栽は改装前から同じ場所に植えられていた樹木。左手の灯篭や蹲以外の石のほとんどが境内に置かれていたものを移設しており、お寺の歴史を物語っています。
蹲から左手に向かうと茶室躙り口。
躙り戸・連子窓の方立は杉、連子は竹材を使用しました。
【改装前の外観】
婚礼などの際に隣の八品堂と繋げ使用できる和室でした。
【二畳台目茶室内部】
躙口をくぐると板間があり、右手に床の間、正面に点前座を臨みます。
小間茶室に対しては大振りの床の間は改装前の六畳和室のもので、宝乗寺という寺の歴史を受け継いだ茶室であることを示すものです。
床柱には杉絞り丸太、中柱にはコブシを使用しました。
客座天井は杉網代平天井、点前座天井は蒲芯落天井、壁は聚楽左官、壁留には錆丸太をあしらい、伝統的な侘びの小間茶室を構成しています。
さらに点前座側に回した白の腰貼りが清浄さも表すものです。
床の間側から躙り口、次ノ間(控えの間)を見る。
躙り口前の板間や次ノ間に繋がる襖上の欄の抜けにより、物理的にも視覚的にも広がりを与える構成になっています。
控えの間は太鼓張の給仕口、腰付障子の貴人口をそれぞれ備え、さまざまなお客様やおもてなしのシーンに対応できる茶室です。
間の襖を開放し、三畳台目席としても使用できるこの次ノ間は、古田織部が燕庵で採用した相伴席に由来するものです。
手前座から客座を見る。
天井材の違いや建具によって生み出されるリズムが、実際の広さよりも奥行を感じさせます。
小間に出炉ではありますが、空間に余裕を持たせている為窮屈にはなりません。
【茶室周辺間取り】
図面下部の茶室入口を入ると土間があり、下足を脱いで廊下へと上がることができます。
廊下床は桧の釿仕上。
土間、廊下、控えの間はシンプルな敷目天井を回し、茶室空間をより印象付ける演出となっています。
【水屋】
小間茶室の奥にはもともとたっぷりとしたお勝手がありました。
以前は婚礼や葬儀などに伴う宴会の際に使われていた場所で、たくさんの湯飲みやお皿をしまっていた収納棚があり、そちらを水屋に改装しております。
一間の大きな水屋は、お寺で受け継がれたたくさんのお道具ですぐにいっぱいになりました。
茶室廊下と浄光坊玄関との間の板戸。
右手は両開きの収納棚になっており、釜なども収納していただけます。
ーー
今回、本格的な小間茶室を作らせていただく貴重な機会をいただき、設計チームも改めて勉強させていただきました。
お稽古やお茶会でたくさんの方に使っていただき、長く愛される茶室になることを願います。
宝乗寺様、夏の暑い中工事を進めてくださった志田建築様と施工チームのみなさま、ありがとうございました!
ーーーー
記:ワタヌキ
ワタヌキプロフィール
担当:広報、雑務、茶と家プロジェクト
茶道歴15年、建築業界歴1年の新人です。
裏千家茶道専任講師、茶名宗望。
茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。
(スタッフ) 2023年9月 1日 17:42
メディア掲載のお知らせ:つつじヶ丘K様邸 三畳小間茶室とクローゼット内水屋
ご自宅で本格的なお稽古ができる、洋室から茶室へのリフォームなら茶室専門設計事務所のリンクス・ホリへ◎
2023年7月23日(日)付 読売新聞に、弊社が設計施工を行ったお客様の茶室が掲載されました!
記事は読売新聞オンラインでもご覧いただけますので、ぜひご覧ください。(会員登録が必要なようです)
取材いただいたのは、昨年弊社で手がけた調布市つつじが丘の戸建て住宅内茶室です。
四畳の書斎を、三畳茶室とクローゼットを活用した水屋にリフォームいたしました。
限られた空間に炉を切り、壁床を納め、豊かな広がりを演出しています。
壁床というと壁に軸釘のみ打っている場合が多いですが、
弊社ではスペースや構造が許せば床柱と幕板の施工をおすすめしています。
茶室全体が引き締まり美しいだけでなく、
様々な設えに対応できるため一層茶を愉しむことに繋がります。
リフォーム前の書斎の様子はこちら
クローゼットを入れても四畳ほどの小さな空間ですが、品のいい窓から明かりが入り、心地よいお部屋です。
クローゼットを解体し部屋全体を茶室にするプランもございましたが、
お客様のご希望は、とても大切に住まわれているお家をなるべく壊さず、廊下と繋ぐドアもそのままにしたい、ということでした。
そこで、敢えて4畳の中に鴨居と敷居を造作し、襖で約3畳の茶室と水屋を分ける形に設計いたしました。
網代天井、左官壁、壁床の品のいい茶室に仕上がりました。
水屋はクローゼットの扉をそのまま活かしているため、お客様の席入りの際には閉めて隠すこともできます。
点前座の様子
こちらの茶室は戸建て二階部分にあるのですが、真下のお部屋がユニットバスのため通常の居室より一階と二階の間の空間に余裕があり、茶室の床をほとんど上げずとも炉を切ることができました。
リフォームの場合、全く同じケースというものはございませんので、設計士と施工チームで現場調査をした上でプランをご提案させていただいております。
写真にあるのは神大杉で制作したリンクス・ホリオリジナルの炉縁と結界です。
侘びた素材感が小間茶室にマッチしておりますね。
この度は設計の工夫と大工さんの技が詰まった茶室を取り上げて頂いて大変ありがたいです。
また、愉しんで日々使っていただいているようでうれしく思います。
施主のK様、読売新聞の皆様、暑い中ありがとうございました!
記:ワタヌキ
ワタヌキプロフィール
茶道歴15年、建築業界歴1年の新人です。
裏千家茶道専任講師、茶名宗望。
茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。
(スタッフ) 2023年8月 2日 16:23
【竣工レポート】大田区 新築戸建て内 壁床四畳半の茶室 内装工事
東京・埼玉の茶室相談はリンクス・ホリへ!
こんにちは、広報担当のワタヌキです。
東京都大田区の新築戸建て内、壁床で四畳半のすっきりとした茶室が竣工いたしました。
四畳半茶室
入り口側から見た茶室
ぴったり四畳半の空間に床の間を含めた茶室が納まっています。
左の引き戸は押入収納です。
お茶のお稽古以外にも、自宅サロンとして使われる計画ということで、フレキシブルにお使いいただけるようシンプルな室内に仕上げました。
床柱、幕板、花釘、柳釘を備え、様々な設えに対応できる壁床
置き板は施主様お持ちのものです。
床の間から見た様子
左手が廊下からの出入口です。
入口足元には踏台が収納されています
茶室前の廊下収納下部を水屋棚にアレンジ
すぐ横に洗面台、正面に簡易シンクがあるため、水屋は水道を引かず棚のみです
ご依頼について
今回のお客様は3階建て賃貸併用住宅の建設計画を他のビルダー様と進められており、
二階の一室の茶室内装と廊下の水屋工事をリンクス・ホリで設計・施工いたしました。
リンクス・ホリでは、弊社のみで行う新築やリフォームだけでなく、
他のビルダー様が建築される建物内の茶室内装のみの監修や設計施工も承ります。
廊下から茶室を見た様子
個室出入口や収納建具などは建設されたビルダー様の施工です
一般住宅と茶室ですと扱う材木や大工さんの技術や知識も異なるものになりますので、
最近はお客さまやビルダー様とお打合せしつつ、内装施工までさせていただくご依頼が多くなりました。
新築の計画を進められている施主様、ちょっとした疑問や不安点のお問い合わせからでもぜひお気軽にご連絡くださいませ
(サイト管理者) 2023年6月20日 15:49