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HOME > ブログ > 茶室リフォーム事例 > 【竣工レポート・お客様の声】大田区・戸建茶室リフォーム

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【竣工レポート・お客様の声】大田区・戸建茶室リフォーム

茶室建築・リフォームのリンクス・ホリ、広報のWです。

最近は特に住宅の中の洋間を茶室にリフォームしたい!というご要望が多くなりました。

コロナ禍の自粛期間を経て、ご自宅でお茶をもっと深めたい、と考えられる方が増えているようです。


先月末も、東京都大田区の戸建て住宅リフォームのお引渡しがございましたのでご紹介いたします!


夏真っ盛りのある日。

全ての工事が完了し、最後のクリーニングの業者さん作業が終わったできたてのお茶室です。


花月のお点前もできる8畳の茶室

右側の襖の先が↓の控えの間


こちらはすっきりと見せるために縁なし畳で仕上げました


お客様はお稽古のできる茶室を作れる新居をお探しで、物件探しからご相談をいただいておりました。

茶室にリフォームした際の使いやすさを考えながら、ここなら、というお宅を見つけご購入。

ふんいきがよく、お稽古も茶会もしやすい間取りに出来上がったと思います!


正座が辛いというご主人様にもお茶を楽しんでいただきたいという、

奥様のご要望で追加工事させていただいた掘りごたつ式の座席。

この日は現場監督の足をお気遣いいただき開けて下さました。

座面には毛氈などを敷く予定。



茶室のBEFOR-AFTER

8畳茶室の施工前

写真に無い左手前にはクローゼットがありました。


これがハイこの通り

右の掃き出し窓は活かしつつ、敷居を設け障子や簾戸を入れました。

こちらの簾戸はお客様のご実家のものを設置しておりサイズが大きめですが、

重なりが涼やかに映りますね。


二つの窓があった角

ひとつは埋め、ひとつは床と壁を延長し...


外から見るとこのように。


既存壁にピッタリ合わせて新規壁と床、軒を施工しました。

こんなこともできるんだなあ...と建築素人からすると魔法のようです。


控えの間のBEFOR-AFTER

隣接した洋間、クローゼットの右側の壁を抜いて隣と繋げます。


柱の位置や筋交いの位置を機械で割り出し、

別の場所で構造を補強することにしてこちらの壁を抜きました。

クローゼットの壁も抜き、水屋用に広げます。


施工中の水屋

コンパクトながら給排水、照明、コンセントも引いてばっちりです。


畳を敷いた姿。

こちらで三畳のお稽古をすることもでき、

お稽古場がにぎわった場合でもゆったりと使っていただけます。


お客様のお声をご紹介します


今後こちらでたくさんのお稽古やお茶会が催されるのが楽しみです!

施主のM様、施工業者の皆様、ありがとうございました!


現場担当:F
記事担当:W

カテゴリ:

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【竣工レポート】新しい、寺のパブリックスペース

さいたま市の茶室設計・茶室リフォーム工事の専門家、リンクス・ホリです。
東京・埼玉近郊を中心に、暮らしの中に茶の湯を取り入れた空間づくりのご提案から設計施工まで行っております。


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この夏から秋にかけて、じっくりと取り組ませていただいていた調布市宝乗寺様の倉庫改装工事が竣工いたしました!
昨年、二畳台目小間茶室や八畳茶室を造らせていただき、それからも茶会などでご縁が繋がっているお施主様です。


施工前の様子

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境内の北東、霊園の隅に位置する建物で、行事の際にお餅つきで使われるほかは倉庫になっていた建物。
隣接するエリアに明るい雰囲気の霊園が新設されるということで、お墓参りに来る方にとって憩いのスペースになるように、ということで改装を承りました。
今回は主に外観と外構の整備から下野部分の改装までを行いましたが、将来的には本屋を改装し法要やおもてなしの場などに活用できるような空間を作りたいという施主様の想いのもと、佐々木社寺株式会社の佐々木さんと取り組んだ工事です。

外観

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霊園側からの様子。明るい霊園と凛とした建物の対比が美しく、清浄な空気が流れる空間が広がります。

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美しい意匠の軒と、丁寧な職人技が光るウッドデッキ
デッキは部分は敷地に合わせ末広がりの形になっていますが、丁寧に板幅が揃えられ端から均一に広がっています。
外壁は存在感のある左官仕事。

下屋内装

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ブロック造だった外壁を木でやり替え、左官壁に間接照明が柔らかく入ります。
コストを抑えるために漆喰風のクロスも検討されましたが、お客さまには左官壁にして本当によかったと仰っていただきました。
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奥にはミニキッチンを備え、水屋としても使えるように。

夜間照明設備

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夜間の法要や催しにも対応できるよう照明計画をいたしました。
ライトアップされた左官壁や大工仕事が一層美しく映ります。

モダンながら和建築の重みのある建物となりました。

現在はお打ち合わせに使われていますが、ゆくゆくは家具を揃え野点席を行ったり、おもてなしや檀家の方の憩いスペースにもなるとのこと。

どのように使われていくのか、とても楽しみです。

宝乗寺様、施工をお願いした佐々木社寺株式会社のみなさま、ありがとうございました!


茶の湯の心は茶室以外の建築設計にも生かされてきます。
日本建築・リフォームをお考えの方はお気軽にご相談くださいませ。

記:ワタヌキ

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staff_w.jpgワタヌキプロフィール

担当:広報、雑務、茶と家プロジェクト
茶道歴15年、建築業界歴2年目の新人です。
裏千家茶道専任講師、茶名宗望。
茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。

正座を楽に! 掘り炬燵のある茶室

関東エリアを拠点に茶道のプロが提案する茶室建築の専門企業、株式会社リンクス・ホリです。 
当社では茶室建築や茶室リフォームに関する無料相談を承っております。
その他にも、茶道体験や出張茶道講座も提供しており、
茶室関連の様々なニーズにお応えしておりますので ぜひご相談ください。


先日、東京都杉並区のお客様の茶室リフォーム工事が無事終了しました。
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今回の工事は、ご自宅の和室を茶室にリフォームする工事ですが、
もともとこの場所に掘り炬燵が存在しておりました。

お客様とのお打合せでこの掘り炬燵を利用して「座るのがが楽になるような茶室」
「正座が苦手なお客様もにもお出で頂けるような茶室」をとのご要望があり、計画をたてました。

<今回の茶室リフォームの条件>として、
■掘り炬燵のスペースを利用して、炉を切ることと足を伸ばせるスペースも造ること。
■畳の敷き替えを行い、4畳半使いにも出来ること

上記の難問を何とかクリアしなければいけません。

その上、掘り炬燵の先には、お茶とお菓子がおける板間スペースも造らなければなりません。
畳と板間、炉壇と掘り炬燵、パズルを組み合わせるような仕組みづくりが設計段階で必要となりました。

掘り炬燵の位置は動かせないため、掘り炬燵の位置を中心として茶室の間取りを考える必要がありました。
そして、掘り炬燵の廻りのテーブル板を畳式替えの時に、外せる仕組みも必要なります。



洒落た掘り炬燵のある茶室の完成!


そんな苦労もあって、そして大工さんの仕事も素晴らしく、洒落た掘り炬燵のある茶室が完成しました。

正座が苦手なかた、膝の悪い方にもお茶を楽しんで頂ける茶室。
 お施主様の気持ちが届いた茶室となりました。



施工チームの皆さん、ありがとうございました!
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記:堀政孝

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堀政孝プロフィール
担当:茶室デザイン、監修、茶道教室、企業研修など

石州流野村派という武家茶道の流派の家元業をしている、弊社の代表です。
茶室設計のご依頼をいただきますと、まずは堀がお話を伺うことになります。
最近ではお茶室竣工後の使い方や、茶室開きのお茶会のご相談も多くいただいています。
使いやすい茶室、こだわりの造作など、茶室建築全般について
なんでもご相談ください。

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【竣工レポート】調布市宝乗寺様の本格茶室リフォーム

こんにちは、茶室建築のリンクス・ホリです。東京・埼玉を中心に全国の茶室建築・リフォームのご対応いたします!



昨年秋に竣工しました、調布市の宗教法人 宝乗寺様の境内の小間茶室と露地をご紹介いたします◎



水屋を備えた二畳台目(次ノ間付)の茶室です。


【外観】

平成11年竣工の浄光坊、その右手部分の小間茶室に改装いたしました。

正面の杉片開き戸を入ると土間に繋がり、茶室廊下へと続きます。


茶室右手、八品堂の建物との間を進むと、茶室露地に繋がります。

お客さまにはまず庭師造作の建仁寺垣に囲われた蹲で俗世の塵を落としていただきます。

良い風情の植栽は改装前から同じ場所に植えられていた樹木。左手の灯篭や蹲以外の石のほとんどが境内に置かれていたものを移設しており、お寺の歴史を物語っています。


蹲から左手に向かうと茶室躙り口。

躙り戸・連子窓の方立は杉、連子は竹材を使用しました。


【改装前の外観】

婚礼などの際に隣の八品堂と繋げ使用できる和室でした。



【二畳台目茶室内部】

躙口をくぐると板間があり、右手に床の間、正面に点前座を臨みます。

小間茶室に対しては大振りの床の間は改装前の六畳和室のもので、宝乗寺という寺の歴史を受け継いだ茶室であることを示すものです。


床柱には杉絞り丸太、中柱にはコブシを使用しました。

客座天井は杉網代平天井、点前座天井は蒲芯落天井、壁は聚楽左官、壁留には錆丸太をあしらい、伝統的な侘びの小間茶室を構成しています。

さらに点前座側に回した白の腰貼りが清浄さも表すものです。


床の間側から躙り口、次ノ間(控えの間)を見る。

躙り口前の板間や次ノ間に繋がる襖上の欄の抜けにより、物理的にも視覚的にも広がりを与える構成になっています。


控えの間は太鼓張の給仕口、腰付障子の貴人口をそれぞれ備え、さまざまなお客様やおもてなしのシーンに対応できる茶室です。

間の襖を開放し、三畳台目席としても使用できるこの次ノ間は、古田織部が燕庵で採用した相伴席に由来するものです。

手前座から客座を見る。

天井材の違いや建具によって生み出されるリズムが、実際の広さよりも奥行を感じさせます。

小間に出炉ではありますが、空間に余裕を持たせている為窮屈にはなりません。


【茶室周辺間取り】

図面下部の茶室入口を入ると土間があり、下足を脱いで廊下へと上がることができます。

廊下床は桧の釿仕上。


土間、廊下、控えの間はシンプルな敷目天井を回し、茶室空間をより印象付ける演出となっています。



【水屋】


小間茶室の奥にはもともとたっぷりとしたお勝手がありました。

以前は婚礼や葬儀などに伴う宴会の際に使われていた場所で、たくさんの湯飲みやお皿をしまっていた収納棚があり、そちらを水屋に改装しております。

一間の大きな水屋は、お寺で受け継がれたたくさんのお道具ですぐにいっぱいになりました。


茶室廊下と浄光坊玄関との間の板戸。

右手は両開きの収納棚になっており、釜なども収納していただけます。



ーー


今回、本格的な小間茶室を作らせていただく貴重な機会をいただき、設計チームも改めて勉強させていただきました。

お稽古やお茶会でたくさんの方に使っていただき、長く愛される茶室になることを願います。


宝乗寺様、夏の暑い中工事を進めてくださった志田建築様と施工チームのみなさま、ありがとうございました!


ーーーー


記:ワタヌキ

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ワタヌキプロフィール

担当:広報、雑務、茶と家プロジェクト

茶道歴15年、建築業界歴1年の新人です。

裏千家茶道専任講師、茶名宗望。

茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。



メディア掲載のお知らせ:つつじヶ丘K様邸 三畳小間茶室とクローゼット内水屋  

ご自宅で本格的なお稽古ができる、洋室から茶室へのリフォームなら茶室専門設計事務所のリンクス・ホリへ◎


2023年7月23日(日)付 読売新聞に、弊社が設計施工を行ったお客様の茶室が掲載されました!



記事は読売新聞オンラインでもご覧いただけますので、ぜひご覧ください。(会員登録が必要なようです)


取材いただいたのは、昨年弊社で手がけた調布市つつじが丘の戸建て住宅内茶室です。

四畳の書斎を、三畳茶室とクローゼットを活用した水屋にリフォームいたしました。

限られた空間に炉を切り、壁床を納め、豊かな広がりを演出しています。


壁床というと壁に軸釘のみ打っている場合が多いですが、

弊社ではスペースや構造が許せば床柱と幕板の施工をおすすめしています。

茶室全体が引き締まり美しいだけでなく、

様々な設えに対応できるため一層茶を愉しむことに繋がります。


リフォーム前の書斎の様子はこちら


      



クローゼットを入れても四畳ほどの小さな空間ですが、品のいい窓から明かりが入り、心地よいお部屋です。


クローゼットを解体し部屋全体を茶室にするプランもございましたが、

お客様のご希望は、とても大切に住まわれているお家をなるべく壊さず、廊下と繋ぐドアもそのままにしたい、ということでした。


そこで、敢えて4畳の中に鴨居と敷居を造作し、襖で約3畳の茶室と水屋を分ける形に設計いたしました。



網代天井、左官壁、壁床の品のいい茶室に仕上がりました。

水屋はクローゼットの扉をそのまま活かしているため、お客様の席入りの際には閉めて隠すこともできます。


点前座の様子

こちらの茶室は戸建て二階部分にあるのですが、真下のお部屋がユニットバスのため通常の居室より一階と二階の間の空間に余裕があり、茶室の床をほとんど上げずとも炉を切ることができました。

リフォームの場合、全く同じケースというものはございませんので、設計士と施工チームで現場調査をした上でプランをご提案させていただいております。


写真にあるのは神大杉で制作したリンクス・ホリオリジナルの炉縁と結界です。

侘びた素材感が小間茶室にマッチしておりますね。


この度は設計の工夫と大工さんの技が詰まった茶室を取り上げて頂いて大変ありがたいです。

また、愉しんで日々使っていただいているようでうれしく思います。


施主のK様、読売新聞の皆様、暑い中ありがとうございました!


記:ワタヌキ

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ワタヌキプロフィール

茶道歴15年、建築業界歴1年の新人です。

裏千家茶道専任講師、茶名宗望。

茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。




【竣工レポート】大田区 新築戸建て内 壁床四畳半の茶室 内装工事

東京・埼玉の茶室相談はリンクス・ホリへ!

こんにちは、広報担当のワタヌキです。


東京都大田区の新築戸建て内、壁床で四畳半のすっきりとした茶室が竣工いたしました。


四畳半茶室

入り口側から見た茶室


ぴったり四畳半の空間に床の間を含めた茶室が納まっています。

左の引き戸は押入収納です。

お茶のお稽古以外にも、自宅サロンとして使われる計画ということで、フレキシブルにお使いいただけるようシンプルな室内に仕上げました。


床柱、幕板、花釘、柳釘を備え、様々な設えに対応できる壁床

置き板は施主様お持ちのものです。



床の間から見た様子

左手が廊下からの出入口です。



入口足元には踏台が収納されています


茶室前の廊下収納下部を水屋棚にアレンジ

すぐ横に洗面台、正面に簡易シンクがあるため、水屋は水道を引かず棚のみです


ご依頼について

今回のお客様は3階建て賃貸併用住宅の建設計画を他のビルダー様と進められており、

二階の一室の茶室内装と廊下の水屋工事をリンクス・ホリで設計・施工いたしました。

リンクス・ホリでは、弊社のみで行う新築やリフォームだけでなく、

他のビルダー様が建築される建物内の茶室内装のみの監修設計施工も承ります。



廊下から茶室を見た様子

個室出入口や収納建具などは建設されたビルダー様の施工です



一般住宅と茶室ですと扱う材木や大工さんの技術や知識も異なるものになりますので、

最近はお客さまやビルダー様とお打合せしつつ、内装施工までさせていただくご依頼が多くなりました。


新築の計画を進められている施主様、ちょっとした疑問や不安点のお問い合わせからでもぜひお気軽にご連絡くださいませ


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