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HOME > ブログ > アーカイブ > 茶室リフォーム事例: 2023年12月アーカイブ
ブログ 茶室リフォーム事例: 2023年12月アーカイブ
【竣工レポート】新しい、寺のパブリックスペース
さいたま市の茶室設計・茶室リフォーム工事の専門家、リンクス・ホリです。
東京・埼玉近郊を中心に、暮らしの中に茶の湯を取り入れた空間づくりのご提案から設計施工まで行っております。
この夏から秋にかけて、じっくりと取り組ませていただいていた調布市宝乗寺様の倉庫改装工事が竣工いたしました!
昨年、二畳台目小間茶室や八畳茶室を造らせていただき、それからも茶会などでご縁が繋がっているお施主様です。
施工前の様子
境内の北東、霊園の隅に位置する建物で、行事の際にお餅つきで使われるほかは倉庫になっていた建物。
隣接するエリアに明るい雰囲気の霊園が新設されるということで、お墓参りに来る方にとって憩いのスペースになるように、ということで改装を承りました。
今回は主に外観と外構の整備から下野部分の改装までを行いましたが、将来的には本屋を改装し法要やおもてなしの場などに活用できるような空間を作りたいという施主様の想いのもと、佐々木社寺株式会社の佐々木さんと取り組んだ工事です。
外観
霊園側からの様子。明るい霊園と凛とした建物の対比が美しく、清浄な空気が流れる空間が広がります。
美しい意匠の軒と、丁寧な職人技が光るウッドデッキ
デッキは部分は敷地に合わせ末広がりの形になっていますが、丁寧に板幅が揃えられ端から均一に広がっています。
外壁は存在感のある左官仕事。
下屋内装
ブロック造だった外壁を木でやり替え、左官壁に間接照明が柔らかく入ります。
コストを抑えるために漆喰風のクロスも検討されましたが、お客さまには左官壁にして本当によかったと仰っていただきました。
奥にはミニキッチンを備え、水屋としても使えるように。
夜間照明設備
夜間の法要や催しにも対応できるよう照明計画をいたしました。
ライトアップされた左官壁や大工仕事が一層美しく映ります。
モダンながら和建築の重みのある建物となりました。
現在はお打ち合わせに使われていますが、ゆくゆくは家具を揃え野点席を行ったり、おもてなしや檀家の方の憩いスペースにもなるとのこと。
どのように使われていくのか、とても楽しみです。
宝乗寺様、施工をお願いした佐々木社寺株式会社のみなさま、ありがとうございました!
茶の湯の心は茶室以外の建築設計にも生かされてきます。
日本建築・リフォームをお考えの方はお気軽にご相談くださいませ。
記:ワタヌキ
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ワタヌキプロフィール
担当:広報、雑務、茶と家プロジェクト
茶道歴15年、建築業界歴2年目の新人です。
裏千家茶道専任講師、茶名宗望。
茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。
(サイト管理者) 2023年12月11日 11:10
正座を楽に! 掘り炬燵のある茶室
関東エリアを拠点に茶道のプロが提案する茶室建築の専門企業、株式会社リンクス・ホリです。
当社では茶室建築や茶室リフォームに関する無料相談を承っております。
その他にも、茶道体験や出張茶道講座も提供しており、
茶室関連の様々なニーズにお応えしておりますので ぜひご相談ください。
茶室関連の様々なニーズにお応えしておりますので ぜひご相談ください。
先日、東京都杉並区のお客様の茶室リフォーム工事が無事終了しました。
今回の工事は、ご自宅の和室を茶室にリフォームする工事ですが、
もともとこの場所に掘り炬燵が存在しておりました。
もともとこの場所に掘り炬燵が存在しておりました。
お客様とのお打合せでこの掘り炬燵を利用して、「座るのがが楽になるような茶室」
「正座が苦手なお客様もにもお出で頂けるような茶室」をとのご要望があり、計画をたてました。
<今回の茶室リフォームの条件>として、
■掘り炬燵のスペースを利用して、炉を切ることと足を伸ばせるスペースも造ること。
■畳の敷き替えを行い、4畳半使いにも出来ること
上記の難問を何とかクリアしなければいけません。
その上、掘り炬燵の先には、お茶とお菓子がおける板間スペースも造らなければなりません。
畳と板間、炉壇と掘り炬燵、パズルを組み合わせるような仕組みづくりが設計段階で必要となりました。
畳と板間、炉壇と掘り炬燵、パズルを組み合わせるような仕組みづくりが設計段階で必要となりました。
掘り炬燵の位置は動かせないため、掘り炬燵の位置を中心として茶室の間取りを考える必要がありました。
そして、掘り炬燵の廻りのテーブル板を畳式替えの時に、外せる仕組みも必要なります。
洒落た掘り炬燵のある茶室の完成!
そんな苦労もあって、そして大工さんの仕事も素晴らしく、洒落た掘り炬燵のある茶室が完成しました。
正座が苦手なかた、膝の悪い方にもお茶を楽しんで頂ける茶室。
お施主様の気持ちが届いた茶室となりました。
お施主様の気持ちが届いた茶室となりました。
施工チームの皆さん、ありがとうございました!
記:堀政孝
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堀政孝プロフィール
担当:茶室デザイン、監修、茶道教室、企業研修など
石州流野村派という武家茶道の流派の家元業をしている、弊社の代表です。
茶室設計のご依頼をいただきますと、まずは堀がお話を伺うことになります。
最近ではお茶室竣工後の使い方や、茶室開きのお茶会のご相談も多くいただいています。
使いやすい茶室、こだわりの造作など、茶室建築全般について
なんでもご相談ください。
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(スタッフ) 2023年12月 1日 17:35
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