埼玉県知事 許可(般-27)第69267号
営業時間 9:00〜18:00(祝日・年末年始休)
茶室のある風景
〜多目的な和風空間のある木造3階建住宅〜
都内の新築戸建て住宅です。
都内に住宅を建てるとなると、土地の広さに制限が出てくるので、その分工夫が必要になります。
今回は、茶室のある木造3F建住宅を新築させて頂きました。
【ポイント】
1,2階を生活空間としての場。そこで日常生活過ごし、3階を非日常の空間と位置づけ、
普段の意識しない日常空間の外側に非日常の空間が存在している。
という意識の中で、住宅のプランニングを進めました。
3階に茶室を造作し、お部屋から出入り出来る坪庭を造り、それを借景として取り入れながら、
四畳半の茶室ですが、広く見せお客様にもゆったりくつろげるような空間をデザインしました。
階段を上ると、三畳スペースの板の間待合を設け、茶室の脇には、水屋を併設しました。
貸茶室としての有効利用やちょっとした宿泊にも利用出来るように解放したいという
お施主様のご要望にお応えし、大変喜んで頂きました。
都心で毎日忙しく働くご夫婦。
週末には、庭のある自宅でゆったりと過ごしたい...
そんな、ご夫婦の思いを私たちが形にしてみました。
ゆとりある空間でゆとりある生活
■50坪の土地を有効利用して、ゆとりある間取りを実現する
山梨県富士河口湖畔にて、〜素晴らしいロケーションの住宅〜
仲間と集う「響の間」、ゆったりと楽しく食事が出来る「よいうたげ」、そして、茶室「幹庵」から構成されており、広いデッキを併設し富士山の眺望を取り込んだオープンな空間となっている。
玄関から廊下を通って南向きの寝室へと続いており、途中のバスルームからは、雄大な富士を眺めることができる。
「多くの仲間と楽しく過ごせる空間が欲しい!」 とのお客様のご要望を受け、かつ富士山と河口湖のロケーションを取り込んだ吹き抜けのあるオープンな空間構成の住宅を実現しました。
よいうたげ(ダイニング空間)は1階の中央に位置し、左右に茶室”幹庵”と響の間(リビング空間)がある。上の写真は、響の間から、よいうたげを見た様子。 | |||
上部は吹き抜けで、開放感がある | |||
茶室水屋から見た様子 |
【よいうたげ】の上部の吹き抜けの様子。ダイニングテーブル位置にペンダントライトが三灯取り付けられてる。天井の高い吹き抜け空間で、光量が不足しないように、壁面にスポットライトが取り付けられている。 | |||
【よいうたげ】と【茶室”幹庵”】とのつながりの様子。 |
リビングのあざやかな壁面は、 施主様の希望の色を調合し、 塗りで作られている。 |
||
リビングとダイニングを仕切る吊り戸。 全て開放したいときは戸袋に収納できる。 |
||
暖炉もこのリビングの大きな特徴と なっている。煙突は2階へ続いている。 |
||
ダイニングへ上がる階段 | ||
暖炉用の薪 |
リビング・ダイニングから外に出ると、広いデッキがある。1階のデッキの上部にはさらに2階のデッキがある。 | |||
デッキから見える風景は 自然豊かな河口湖と富士山。 四季の姿を楽しむことができる。 |
|||
夏は2階デッキが 日よけの役割を果たし、 過ごしやすい空間となる。 |
床は石貼りで仕上げ、キッチンの両サイドおよび正面は美しい模様を施した国産のタイルを使用している。シックな色合いのキッチンに合わせた落ち着いた空間になっている。 | |||
階段下の空間を利用して、 階段状の地下ワインセラーを設けている。 |
|||
階段横の飾り棚の様子 | |||
階段を下りたところに地窓 |
寝室の中は落ち着いた色の壁紙を使用して安らげる空間になっている。 天井はデッキの方向に向かって傾斜している。 |
|||
建具はナチュラル色の木目仕様。 | |||
吹き抜けを見下ろせる窓と、 電球色の照明が設置されている。 |
古い歴史と美しい風景のある鎌倉の地で、 「京間八畳広間茶室」と「二畳中板台目小間茶室」のある新築
【設定条件】
・美しい海と、江ノ島というロケーションのある鎌倉・稲村ガ崎に、茶室でお茶を楽しむことができる高台住宅が欲しい・茶室の間取りは、京間八畳の広間茶室とにじり口のある二畳台目中板の小間茶室・寄付きと水屋を併設し、ゆったりとした空間の中で本格的な茶事を楽しみたい
K様邸 茶室部の動線計画 |
設計チームと、大工を中心とした施工チームが一体になって美しい風景を持つ鎌倉・稲村ガ崎に『茶室のある住宅』が完成しました。
床の間と脇床の様子。床の間には軸や花入れなどをかけるため、形状の異なる釘が取り付けられている無双釘・柱釘......花入れをかける / 軸釘......掛け軸をかける稲妻釘......鑼や喚鐘を吊るす / 柳釘......正月飾りの結び柳用の花入れをかける |
距離が作り出す"豊かな空間と開放"
今回の物件は、狭い旗竿のような敷地に、
いかに豊かな空間と開放を創造出来るかが重要なテーマとなりました。
そこで、"距離"というものに着目し、家の中にさまざまな距離と感覚を持ち込んで
実際以上の空間の拡がりを感じられるように設計しています。
敷地の中で一番長く距離をとれるところに廊下状の書斎を設ける
⇒ 細長い空間を有効利用するために階段が2箇所にありますが、それによって長い距離を移動することになり、
家の中に遠い場所が生まれ、 それが広さの身体感覚へとつながっていきます(下記写真参照)
竿部分の階段上を利用した長い長い書斎 竿部分の階段下を利用した遠い遠い浴室 |
心理的な距離感覚を利用する
⇒ 主寝室がちょっとしたハナレのようになっていることも 心理的な距離感から広さを感じられると思います(下記写真参照)
動線的に行き止まりがないような工夫をする(下記写真参照)
家の中をグルグル回遊できることで、体験的な拡がり感を得ることができます。
そして、もう一つ重要なポイントは 屋上や光室といった外部的な空間があることにより、
普段の生活の中で「空という一番遠いもの」が見える。
これははとても大事であり、開放的で心豊かな拡がりを体感する事が可能になりました(下記写真参照)
トップライトと屋上への出入り窓と 隣地を借景する窓により 開放的なリビング |
1階光室からの見上げ。 天井はガラス張り。 その上は2階のダイニングの ガラステーブル、またその上には トップライトがあるので、 1階でも非常に明るく、空が見える |
夜空や光の移り変わりを楽しめるトップライトのある2階リビング |
吹抜に階段を設けて高窓から屋上へ。 |
外のように感じられる内部空間の光室。 ガラス天井を通して、2階リビングと視線がつながる。 |
洗面台 |
キッチン |
都市的空間と住環境の"連続性"
住宅の敷地は、4m巾の道路から1m巾の区道がY字に分岐する角に位置しているため、鋭角二等辺三角形のような形状になっています。道路の向かいには児童館と崖のような擁壁がならび、その奥には小学校と15階建てのマンションが建っており、また区道の向かいには出版社の社屋とその奥には首都高速の高架が建っています。このように、大きなスケールに囲まれながら角に位置する小さな敷地は、住宅地というよりは、街区の大きめのアプローチスペースのイメージです。
建物ボリューム、そして形
・敷地形状に沿った三角形のボリュームからデッドスペースとなりがちな頂点部分を切り落とし、
その切断面に窓を集中させることで周辺建物の隙間への視線の抜けを出来るだけいかす。
・切り落とした鋭角な頂点部分のひとつを半階上がったテラスとして、内部空間の延長となり、
かつ道路からの干渉空間となるよう設計する(下記写真参照)
限られた空間にいかに広がりを創りだすか
・狭小な内部空間だからこそ、一般的な住宅スケールの階段で小さなスペースをつなぐのではなく、
キッチンのカウンターやダイニングテーブルやベンチやテレビ台や座卓を兼ねた大きな段板で連続的につなげることで、
広い踊り場を有する大きな階段のようなワンルームをとなるような計画を立てる(下記写真参照)
視線の抜けを活かした3つの大きな開口面から得られる水平的広がりと、スパイラル状の段状空間から得られる垂直的な広がりが組み合わさることで、大きな階段のようなワンルームが周辺の大きなスケールの構築物らと同調し、周辺環境との一体感をもたらしています。
※迷惑メール対策でPCメールからの受信拒否設定をされている場合、お手元の端末にて「@links-hori.co.jp」からのメールを受け取れますよう事前の設定をお願いいたします。
三日以内に返信がない場合はメールトラブルの可能性がございます。
お手数ではございますが、再度お電話等でお問い合わせください。